LANケーブルを買うときにカテゴリー表記を見たことはありませんか？カテゴリー次第ではネット回線がより高速になるかもしれません。そこで今回はカテゴリー別LANケーブルの説明とおすすめのケーブルをピックアップしていきます。今回は一般的に多く使われているCAT5eから紹介。
目次
CAT5e（カテゴリー5e）
1Gbpsの通信速度
CAT5eは、通信速度が1Gbpsなので一般的な使い方で十分な速度といえます。
100MHzの伝送帯域
CAT5eの転送帯域は100MHzです。伝送帯域は数値が高いほど伝達できる情報量が多くなります。
最大伝送距離が100m
Cat5eは、最大100mまでの伝送が可能です。
1Gbpsの通信速度でできること
高速なインターネット接続
1Gbpsの通信速度があれば、高速なインターネット接続が可能です。大容量のファイルダウンロードやストリーミング、オンラインゲームなどもストレスなく利用できます。
大容量ファイルの高速転送
ネットワーク内で大容量のファイルを転送する場合にも、1Gbpsの通信速度があれば高速に処理できます。たとえば、映像ファイルのストリーミング、バックアップファイルの転送などが短時間で完了するため、生産性が向上します。
ビデオ会議の高画質・高速通信
ビデオ会議やオンラインミーティングを行う場合にも、1Gbpsの通信速度があれば、高画質でスムーズな通信が可能です。画面共有やファイル共有なども高速に処理できるため、コミュニケーションの効率化につながります。
ほとんどのことができる
1Gbpsの通信速度を持つLANケーブルを使用することで、高速なインターネット接続や大容量ファイルの高速転送、ビデオ会議の高画質・高速通信など、多彩なビジネス用途において高速かつスムーズな通信が可能になります。
CAT6（カテゴリー６）
通信速度はCAT5eと同じ1Gbps
通信速度はCAT6とCAT5eは同じ1Gbpsとなっています。
250MHzの転送帯域
転送帯域はCAT5eよりも高いので伝達できる情報量が多くなります。
転送距離は55m
転送帯域が高くなるため転送距離はCAT5eの半分ほどの55mです。
電磁ノイズを軽減
CAT6は、CAT5eよりも電磁ノイズを低減するように設計されています。これは、より良いシールド材料を使用しているためです。また、CAT6は、より厳格なケーブル構造によって、より高品質な伝送を実現しています。
CAT6でできること
オンラインゲームやストリーミング動画の視聴
CAT6は、高速な伝送速度によって、リアルタイムでのオンラインゲームやストリーミング動画の視聴など、高速な通信が必要な用途に適しています。
4Kビデオのストリーミング
4Kビデオは、非常に高解像度であり、大容量のデータを伝送する必要があります。CAT6は、高速な伝送速度によって、4Kビデオのストリーミングに適しています。
CAT7（カテゴリー7）【オススメ！】
10Gbpsの超高速通信
CAT7は、最大で10Gbpsの伝送速度をサポートしており、CAT6よりも高速なデータ通信が可能です。
伝送帯域600MHz
CAT7ではCAT6の2倍以上高い伝送帯域なので伝達できる情報量がかなり増え、高速化につながります。
長距離通信が可能
CAT7は、CAT6やCAT5eと比較して、より長い距離でのデータ通信が可能です。CAT7は、最大で100mまでの伝送距離をサポートしています。
CAT7でできること
超高速なデータ通信が可能
CAT7は、最大で10Gbpsの伝送速度をサポートしており、高速で大容量のデータ通信が可能です。これは、高品質の4K/8Kビデオストリーミングや大容量のファイル転送に適しています。
高い信頼性と安定性
CAT7は、2つのシールドを持っているため、外部からのノイズや電磁干渉を大幅に低減することができます。これにより、より高い信頼性と安定性を実現することができます。
将来性が高い
今はまだ実際に10Gbpsの通信をすることがほとんどありませんが、将来的に必要になる高速データ通信にも対応することができるので購入時に迷ったらCAT7を購入すれば間違いありません！
CAT8（カテゴリー8）
超超高速なデータ通信
CAT8は、最大で40Gbpsの伝送速度をサポートしており、超高速で大容量のデータ通信が可能です。これは、高品質の8K/16Kビデオストリーミングや超高速のファイル転送に適しています。
2000MHzの伝送帯域
CAT8の伝送帯域は、最大で2000MHzまでです。これは、CAT7の伝送帯域の約2倍以上に相当します。CAT8は、高速で大容量のデータ通信が必要な用途に適しており、最大で40Gbpsの伝送速度をサポートします。また、CAT8は、CAT7やCAT6に比べて外部からのノイズを低減するシールド構造を持っており、より高い信頼性と安定性を実現することができます。
高い信頼性と安定性
CAT8は、4つのシールドを持っているため、外部からのノイズや電磁干渉をさらに低減することができます。これにより、より高い信頼性と安定性を実現することができます。
短距離通信が可能
CAT8は、最大で30mまでの伝送距離をサポートしており、CAT7に比べて短い距離でのデータ通信が可能です。
拡張性が高い
CAT8は、将来のネットワーク拡張にも対応できるよう、高い拡張性を持っています。これにより、将来的に必要になる超高速なデータ通信にも対応することができます。
GAT8でできること
CAT7に比べ4倍の早さ
CAT8は最大で40Gbpsの伝送速度をサポートし、これは、CAT7の最大伝送速度である10Gbpsに比べて4倍以上の速度です。このため、CAT8は高速なビデオストリーミング、ビッグデータ分析、クラウドコンピューティング、仮想現実などの用途に適しており、ハイパフォーマンスのネットワーク環境を提供します。
大容量のデータ転送
CAT8は、高速なデータ通信と同時に大容量のデータ転送が可能です。これは、CAT8の伝送帯域が最大で2000MHzまであるためであり、これは、CAT7の伝送帯域の約2倍以上に相当します。
外部ノイズの低減
CAT8は、CAT6やCAT7に比べて外部からのノイズを低減するシールド構造を持っています。このため、より高い信頼性と安定性を実現することができます。特に、高速で大容量のデータ通信が必要な環境では、ノイズの影響が大きくなるため、CAT8のような高性能なケーブルが必要となります。
今現状では使いにくい
CAT8は、最大で40Gbpsの超高速通信が可能ですが、現実的にはまだ、10Gbpsも標準になっていないので今の現状では使いにくいと思います。ケーブルに関しても、僕もCAT8のLANケーブルを使ったことがありますが、とても太く、配線処理が大変でした。値段も今のところ高価なので高速で安定した通信をしたい人はCAT7をオススメします。
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まとめ
各カテゴリー別の特徴を簡単にまとめてみます。
- Cat5e：最も一般的なLANケーブルの一つであり、1Gbpsの通信速度をサポートします。小規模オフィスや家庭での一般的なネットワーク用途に適しています。
- Cat6：Cat5eよりも高速であり、1Gbpsを超える通信速度をサポートします。大規模なオフィスやデータセンターなど、高速のデータ通信が必要な場所に適しています。
- Cat7：高速かつ信頼性の高い伝送が必要な場合に適しています。CAT7は、10Gbpsの通信速度をサポートし、外部からのノイズを低減するためにシールドされています。高度なクラウドコンピューティングやビッグデータ処理など、高速のデータ通信が必要な用途に適しています。
- Cat8：最も高速で信頼性の高いLANケーブルの一つであり、最大40Gbpsの通信速度をサポートします。高速で大容量のデータ通信が必要な用途に最適です。CAT8は、CAT6やCAT7よりも高価な傾向がありますが、その高性能な機能と高い品質が必要とされる場合には投資する価値があります。
各カテゴリーの選び方は、用途に応じて慎重に検討する必要があります。必要な速度、伝送距離、信頼性などの要素を考慮し、最適なLANケーブルを選択することが重要です。高速な通信や安定した通信を求めるならCAT7がオススメです。
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